非リア充の学園祭の思い出

学園祭ですか。嫌いでしたね。

学園祭で盛り上がっている人たちが
楽しんでやっている分にはもちろん良いのですが、
やりたくない人まで巻き込もうとしている人間が嫌いで嫌いで。

私たちのような非リア充高校生は、
いかに学園祭の準備をサボれるかというのが勝負でした。

私は、周囲が学園祭で盛り上がっている間、
クラスのリーダー的存在の目を盗んで教室から逃げ出しては、
違うクラスの親友と2人で生物室に閉じこもり、
2人だけでずーっと話していた覚えがあります。

クラスのみんなは派手な衣装を作ってワイワイ楽しんでいましたが、
私たちは2人だけで「円周率を何桁覚えられるか」とか、
「クラスの全員に2人だけに通じるあだ名をつけよう」とか、
いかにもイケてない遊びで盛り上がっていました。

そのうち
似たような人たちばかりが集まるようになり
「学校祭サボりコミュニティ」みたいな変なものが出来はじめます。

今思うと、それはそれで、ワイワイ楽しんでいる人たちと同じくらい
楽しい非リア充的青春を送っていたかもしれません。