音楽にも飢えていたあの頃

私が学生の頃は、今の様にネット環境がありませんでした。
当然、音楽のダウンロード販売も無く、楽曲はレコードが一般的。
これを

カセットテープに「ダビング」して聞く

というのが一般的な学生スタイルでした。

一人暮らしを始めたものの、どうにも毎日が味気なく、音楽でも聞こうかと買ったのが

ラジカセ

という時代です。
※ラジオ+カセットテープレコーダーで通称「ラジカセ」です。
「何、ソレ?」って言われそうなので念のため。

これだと、手持ちのテープは聞けますし、ラジオで流れる曲を録音する事もできます。
しかし。
市内に有った「レンタルレコード店」は利用できないワケです。

と、ここで貧乏学生は一計を案じました。
学校に行けば「AVルーム」がある。
借りたレコードを学校へ持ち込んで、そっちを聞いてしまえばOKだ!

・・・根が小心者なので、念のため、夏休みで他に利用者が居ない時期に決行しました。

まずはライブラリのレコードを借りなければなりません。
これは何でも良いので「世界の言語」みたいなレコードを適当に選びました。

ところが・・・AVルームのプレーヤーは、自分で操作できなくなっています。
驚いて係の人に聞くと、

こちらで再生しますから、ブースのヘッドフォンで聞いてください

ですと・・・!?

やむを得ずヘッドフォンをして、その後30分ほどは、

世界124ヶ国語で「こんにちは!」

を言われまくりました。

自分は一人で何をしてるんだろう・・・?

ふと人生に疑問を感じた19歳の夏でした。