高校受験の勉強法

私は塾で講師をしています。高校受験を控えた中学3年生も指導しています。数年間受験生を指導してきて気付いたことは、「頭の回転が早く記憶力も良いのに、成績が伸び悩む」という生徒が結構多いということです。これには本人も保護者の方も講師も頭を抱えてしまいます。ですが現代文の読解を教え続けているうちに気が付いたことがあります。それは、成績が伸び悩む生徒は、皆総じて語彙の数が少ないということです。語彙、つまり言葉の知識の数が少ない生徒は、ある程度の良い成績(たとえば学校の定期テストで90点以上、通知表で5)を取るところまではすっと伸びても、その後偏差値でいえば70以上まで伸びるのが難しくなる印象です。学校のテストは、単純な暗記や、ちょっとしたコツですぐに良い点数が取れてしまうものです。ですが受験の実際の問題では、特に国語の読解に関していえば暗記だけではどうしようもなくなってしまいます。言葉の知識がたくさんないと、文章の内容そのものを正確に理解することはできません。正確に理解していない文章に与えられた問いにも、正確に答えることは不可能です。テクニックばかりに頼っていると、この語彙という盲点に気づかないまま勉強を何年も続け、高校・大学へと進んでいってしまうことになります。語彙が多ければ、国語に限らずあらゆる内容の学問をすんなり理解することが出来ます。ですので、受験生たちは徹底して語彙を増やすように指導するのが基本です。習慣的に、自分が分からないと思った言葉は自主的に辞書で調べるというのが、学問の世界の大前提だということをしっかり指導する必要があると思います。